LICENSEライセンス

長年の技術と経験を基にしたHorizone™製造技術を全世界に提供しています。

製品(Products)

IMPACT COPOLYMER

高機能ポリプロピレンとして広く活用されているのが、エチレンとプロピレンの共重合により製造されるブロックコポリマーです。HOMOポリマー重合に続く2段目重合でエチレン-プロピレンゴム成分を付与することで、HOMOポリマーに由来する高い剛性と、ゴム組成に由来する耐衝撃性能の両方の特徴を備えた高性能なポリマーです。
横型気相法での重合特性により、樹脂マトリックス内のゴム成分を均一に分散させ、より低いゴム添加量でも高い衝撃性能を達成することが可能で、高次元で剛性-衝撃性のバランスを達成させることが出来ます。
ブロックコポリマーは、世界中で自動車製造に不可欠なポリマーとして需要が高く、自動車産業需要の高い国々で、JPP Horizone™プロセスは高く評価されています。

NEWCON

JPP Horizone™プロセスでは、重合反応器で付与されるエチレンプロピレンゴムの最大組成比を57%まで増加させることが可能で、また、ゴム中のエチレン/プロピレン組成比率も自在に調整することが可能な技術であり、これを応用した新しいタイプのTPO樹脂がNEWCON(ニューコン™)です。NEWCONはJPP Horizone™プロセスの特徴を最大限活かして製造され、広範囲の組成・物性要求に対応することが可能です。
このゴム組成量を高めた製品群NEWCONは、特に次の様な物性を備えている点で、お客様の満足を得ております。

  • 高い耐衝撃性(常温、低温)
  • 他の樹脂原料との高い相溶性(PP改質剤として利用)
  • 高透明度を持つIMPACT COPOLYMER
  • 難白化性能

特に、自動車向けのPP樹脂部品に使用されるコンパウンド樹脂の主原料として、広く自動車メーカー・部品供給メーカーに採用されているだけではなく、産業資材の新しい用途への適用開発も盛んに進められています。

TERPOLYMER

ポリプロピレンの大きな市場の一つが延伸フィルムで、広く食品や日用品の包装材として使われています。その中でも食品包装材の熱封用途の為に、低い融点を持つ三元系ポリマーグレードが人気を得ています。低温で袋の封を行う事が出来る為、加工時の温度を最小限に抑え、エネルギー消費を抑える事が可能な点で、高い生産性を維持することが出来ます。
JPP Horizone™プロセスでは、このエチレン・ブテンをコモノマーとする三元系ポリマーの製造も可能です。

ライセンスグレード組成範囲

IMPACT COPOLYMER & NEWCON

Polymer MFR 0.5 ~ 40 (Non Vis-Break) g/10min (ISO 1133)
Rubber Content       ~ 48%
Ethylene(%) in Rubber 25 ~ 54%
Flexural Modulus 300 ~ 1,500 MPa (ISO 178)
Charpy Impact Strength        ~ Non Break (ISO 179)

TERPOLYMER

Polymer MFR 5.0 ~ 7.0g/10min (ISO 1133)
Melting Temperature 125.5 ~ 137 ℃
Tensile Modulus 650 ~ 900MPa (ISO 527-1)

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