SUSTAINABILITYサステナビリティ

ポリプロピレンという素材を通じて、地球環境のサステナビリティへ貢献します。

日本ポリプロのソリューション

環境対応部材や環境対応パッケージ等に適したポリプロピレン樹脂のご提案を通じて、ポリプロピレンのカーボンニュートラル、
サーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みをご紹介します。掲載内容は随時更新します。

自然素材を活用したPP

昨今、CO2排出削減が求められる中、バイオマス素材を樹脂に複合化したバイオコンポジットが注目されています。
高流動・低融点(ウィンテック™︎)ポリプロピレンや製品用途の拡張に貢献し得るウェイマックス™︎等をバイオコンポジット向けのPPとして使用することで、バイオコンポジット製造時の課題解決に寄与します。

写真の広口瓶やスープカップには木粉が30%配合されています。色の調整も可能です。

自動車の軽量化に貢献

自動車から排出されるCO2削減、EV車への転換に伴う航続距離延長など環境対応に貢献し得る‘軽量高剛性材料’の開発・提案を行います。

ガラス長繊維強化ポリプロピレン

ファンクスター™

ファンクスター™は当社独自のプルトルージョン法による高品質な“LFT(Long Fiber reinforced Thermoplastics)”です。

特徴

高強度に加えて「高流動」「高外観」を有し無塗装化(塗装レス)による環境負荷低減を目指します。
比強度は鉄の約3倍で、20~40%の部品軽量化が可能です。

長繊維材料(ペレット長=GF長)

大型製品 / 機能部品への適用

CAE解析(構造 / 流動)

最適な軽量化構造の提案

高溶融張力PP(ウェイマックス™)

食品容器分野の事例

食品容器の分野では、発泡素材の需要が高まっています。レンジアップ後に手で持っても内容物の熱さが気にならず、保温性も備えた発泡容器は、コンビニエンスストアや弁当店等の持ち帰り用、デリバリー用など、様々な用途で採用拡大を続けています。また、樹脂量を大幅に低減した、極めて環境に優しい素材でもあります。
日本ポリプロのウェイマックス™は、高い溶融張力と溶融延展時の歪み硬化性を有し、これにより、微細且つ均一な独立気泡が形成され、高い断熱性と容器としての必要物性を実現できます。

ウェイマックス™発泡容器

  • 発泡倍率向上
  • 均一且つ微細気泡
  • 高独立気泡率
PPシートの発泡倍率と相対重量

容器断熱性試験

容器に沸騰したお湯を注ぎ、容器底面外側の温度を測定

容器断熱性試験

射出発泡の事例

環境規制の強化に伴い、CO2排出量削減に向けた自動車の車両軽量化ニーズが高まっています。ウェイマックス™を用いた射出発泡成形品は、微細且つ均一な独立気泡が形成され、従来以上の高外観の成形品を得ることが可能となります。また見掛け密度が低下する為、材料使用量を低減できるだけでなく、成形品の軽量化や高い断熱性、遮音性などを付与することができます。

加飾フィルム(ウェイマックス™ 材を用いたフィルムの応用)

複雑形状の加飾が可能なフィルムです。接着剤フリーで、ポリプロピレン系成形体に強固に接着可能で外観性に優れています。オールPP化により塗膜片の分別が不要となり、加飾製品のリサイクルが容易になることにより、廃棄物削減に貢献します。また、溶剤を使用しないので環境に優しい材料でもあります。

塗装レス(接着剤フリー&溶剤フリー)  加飾成形体のオールPP化が可能です

フィルム分野の事例

電子材料用フィルム(ノバテック™︎バッテリー用部材への展開)

ノバテック™︎は、特殊加工への適合性とクリーン性が求められるリチウムイオンバッテリー部材にも適しており、最先端の高機能性と環境負荷低減を両立することができます。

各素材に対するPPの製造工程CO2排出量比較

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